医療安全管理センター
医療安全管理センターとは
当院では、患者の尊い生命を預かる地域の公的中核病院として、安全で安心できる質の高い医療の提供を実現するため、平成17年4月に医療安全管理室を設置しました。平成25年4月に新病院へ移転を機に名称を医療安全管理センターに変更しました。
医療安全管理センターでは、医療事故及び院内感染の発生等を防止するための組織横断的な取り組みを行い、病院全体での安全管理の徹底を図っています。
医療安全管理センターでは、医療事故及び院内感染の発生等を防止するための組織横断的な取り組みを行い、病院全体での安全管理の徹底を図っています。
主な業務内容
医療事故防止対策に関すること
- インシデント・アクシデント報告の収集及び調査・分析
医療事故等に結びつく可能性のある事例(ヒヤリ・ハット事例を含む)を院内から収集し、その原因を分析しています。 - 医療事故防止対策の検討及び周知徹底
調査・分析した内容により、防止対策を検討し、院内に周知徹底を図っています。 - パトロールによる現場確認及び指導
週1回、院内をパトロールし、マニュアルの遵守状況の確認及び現場指導を実施しています。 - 職員の教育
医療事故防止に関する職員教育のため、講演会・学習会を年2回以上開催しています。 - 「医療安全管理センターだより」
安全行動の周知徹底、情報の共有化を図るため、「医療安全管理センターだより」を発行しています。 - 安全対策委員会、セーフティマネジメント部会の開催(月1回)
- 安全対策会議、医療安全検討会、医療事故調査委員会の開催(随時)
- 医療安全相談窓口の設置
直接お電話か総合案内でお尋ね下さい。
院内感染防止対策に関すること
院内感染が発生した場合の迅速な対応のみならず、院内感染拡大の兆候をいち早く察知するための活動を組織的に行うことで、病院に来院されるすべての人々(患者、家族、職員など)を感染から守り、患者に安全でより良い医療を提供できるように努めています。
- 感染症発生時の対応
感染症発生時には、現場職員と協力しながら感染対策の実践状況の確認、職員への指導などを行い、現場での適切な感染対策が実践できるように介入します。(感染症発生の確認、感染経路の把握、 院内環境の汚染状況、保菌者の把握、病院疫学状況の確認など) - コンサルテーション(相談)
院内における感染症対策に関する相談を受け付けています。 - 感染拡大防止対策、予防策、職員衛生管理
院内感染を未然に防ぐための対策を検討し、院内に周知徹底を図っています。医療場面から職員の健康を守るために、職員のワクチン接種などを実施しています。感染対策マニュアルの作成、改訂、整備をおこない、職員が共通した感染対策が実践できるように努めています。 - 職員の教育
講演会、講習会を年2回開催し、全職員に対し感染症、感染対策に対する情報を提供しています。 - 院内感染対策委員会、ICT(Infection Control Team)の運営(月1回)
病院組織全体で感染対策の実践に努めています。院内感染対策委員会は、病院上層部メンバーで構成されており、最新情報に基づいて現行の感染対策の検討などを行っています。
ICT(別名:感染対策防止チーム)は、院内感染が発生しないための活動や、発生時に迅速に対応する役割を持つ感染対策の実動部隊です。医師、看護師、薬剤師、臨床検査 技師などの他職種のメンバーで構成されています。 - 院内ラウンド(パトロール)による現場確認及び指導
院内の感染対策の状況をパトロールで確認し、現場での実践状況などを確認しています。
【主なラウンド】:ICTラウンド(月1回)、感染対策ラウンド(週1回) - 他施設、地域医療との連携
定期的に連携施設との会議を開催し、院外ネットワークの構築に努めています。 その他医療機関からの相談も受け付けています。