消化器内科
消化器内科について
消化器内科では、消化器領域:消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸)、肝臓、膵臓、胆道、の疾患を対象に診療を行っています。消化器領域の疾患は、大きく2つ(癌と炎症)に分類され、いずれの病態でも内視鏡検査が診断・治療に重要です。また、近年は様々な新規薬剤が消化器領域の疾患で保険収載され、これらの新規薬剤も積極的に日常診療に取り入れています。消化器領域の疾患は救急疾患の中での頻度も多く、緊急内視鏡検査やドレナージ術などを迅速に行い対応しています。
専門外来を開始しました!!!
◆膵臓・胆嚢・胆道の病気→安部快紀医師(水曜日、金曜日)、夏目まこと医師(月曜日、木曜日)
◆消化管(食道、胃、大腸)の癌(がん)の内視鏡治療→尾関貴紀医師(金曜日)
◆炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)→溝下勤医師(木曜日、金曜日)
◆消化管(食道、胃、大腸)の癌(がん)の内視鏡治療→尾関貴紀医師(金曜日)
◆炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)→溝下勤医師(木曜日、金曜日)
主な疾患
- 癌(胃癌、大腸癌、肝細胞癌、膵癌、食道癌、胆道癌、など)
- 炎症(ウイルス性肝炎、肝硬変、潰瘍性大腸炎、クローン病、慢性膵炎、膵石症、仮性膵のう胞、逆流性食道炎、Helicobacter pylori感染胃炎、など)
- 救急疾患(出血性胃潰瘍、出血性十二指腸潰瘍、食道静脈瘤破裂、急性肝炎、肝膿瘍、総胆管結石、急性胆嚢炎、急性胆管炎、急性膵炎、大腸憩室出血、大腸憩室炎、虚血性腸炎、など)
- その他(機能性胃腸症、過敏性腸症候群、など)
主な治療法
1)消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸)の病気
救急疾患の中で頻度の多い上部消化管出血(出血性胃潰瘍、出血性十二指腸潰瘍)には、内視鏡的止血術(クリップ法、HSE局注法、凝固止血法、など)を迅速に行い治療しています。癌(胃癌、食道癌、大腸癌)については、早期癌の場合は内視鏡的治療(粘膜切除術、粘膜下層剥離術)、外科的切除不能な進行癌には抗癌剤を含めた薬物治療、で対応しています。炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病、腸管ベーチェット病)には、生物学的製剤(抗TNF-α抗体、抗IL-12/23抗体など)を含めた薬物治療を中心に診療を行っています。その他、逆流性食道炎、Helicobacter pylori感染胃炎、機能性胃腸症、過敏性腸症候群などに対しても薬物治療を行っています。
2)肝臓の病気
ウイルス性慢性肝炎:C型肝炎、B型肝炎に対して、適応があれば積極的に抗ウイルス薬による治療を行っています。肝細胞癌:定期的に画像診断(CT・MRI・超音波)による肝腫瘍の早期発見・早期治療を実践し、病態に応じて外科切除、ラジオ波焼灼療法、肝動脈塞栓療法、抗癌剤による薬物療法等から最適な治療法を選択し、長期生存を目指しています。
3)胆膵の病気
急性胆道疾患には、胆嚢穿刺吸引、ドレナージ術、内視鏡的乳頭切開術、乳頭バルーン拡張術を駆使し治療を行っています。膵炎に伴う仮性膵のう胞、膵石症には、経乳頭的あるいは超音波内視鏡下ドレナージ、ESWL(体外衝撃波結石破砕療法)にて治療を行っています。また、切除不能な悪性腫瘍による胆道狭窄に対しても、積極的にステントなどによるドレナージ術を行い、患者のQOLを上げるように努めています 。
救急疾患の中で頻度の多い上部消化管出血(出血性胃潰瘍、出血性十二指腸潰瘍)には、内視鏡的止血術(クリップ法、HSE局注法、凝固止血法、など)を迅速に行い治療しています。癌(胃癌、食道癌、大腸癌)については、早期癌の場合は内視鏡的治療(粘膜切除術、粘膜下層剥離術)、外科的切除不能な進行癌には抗癌剤を含めた薬物治療、で対応しています。炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病、腸管ベーチェット病)には、生物学的製剤(抗TNF-α抗体、抗IL-12/23抗体など)を含めた薬物治療を中心に診療を行っています。その他、逆流性食道炎、Helicobacter pylori感染胃炎、機能性胃腸症、過敏性腸症候群などに対しても薬物治療を行っています。
2)肝臓の病気
ウイルス性慢性肝炎:C型肝炎、B型肝炎に対して、適応があれば積極的に抗ウイルス薬による治療を行っています。肝細胞癌:定期的に画像診断(CT・MRI・超音波)による肝腫瘍の早期発見・早期治療を実践し、病態に応じて外科切除、ラジオ波焼灼療法、肝動脈塞栓療法、抗癌剤による薬物療法等から最適な治療法を選択し、長期生存を目指しています。
3)胆膵の病気
急性胆道疾患には、胆嚢穿刺吸引、ドレナージ術、内視鏡的乳頭切開術、乳頭バルーン拡張術を駆使し治療を行っています。膵炎に伴う仮性膵のう胞、膵石症には、経乳頭的あるいは超音波内視鏡下ドレナージ、ESWL(体外衝撃波結石破砕療法)にて治療を行っています。また、切除不能な悪性腫瘍による胆道狭窄に対しても、積極的にステントなどによるドレナージ術を行い、患者のQOLを上げるように努めています 。
担当医師の紹介
私たちが、豊川市民病院の消化器内科を担当しておりますので、よろしくお願いします。
病気についてや症状でお悩みの方など、お気軽にご相談ください。
病気についてや症状でお悩みの方など、お気軽にご相談ください。
医師名 | 免許取得 | 役職名 | 認定医・専門医等 |
佐野 仁 | 平成元年 | 院長 部長 |
日本内科学会指導医 日本内科学会認定内科医 日本消化器病学会消化器病専門医 日本消化器病学会指導医 日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医 日本消化器内視鏡学会指導医 日本消化管学会胃腸科指導医・専門医 日本肝臓学会肝臓専門医 日本胆道学会認定指導医 日本膵臓学会認定指導医 名古屋市立大学地域医療教育研究センター教授 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 臨床研修指導医 |
溝下 勤 | 平成9年 | 診療部長 主任部長 |
日本内科学会認定内科医 日本内科学会総合内科専門医 日本消化管学会胃腸科指導医・専門医 日本消化器病学会指導医・専門医 日本消化器内視鏡学会指導医・専門医 日本がん治療認定機構がん治療認定医 日本医師会認定産業医 日本消化器病学会評議員・支部評議員 日本消化器内視鏡学会支部評議員 日本消化管学会代議員 臨床研修指導医 |
安部 快紀 | 平成17年 | 部長 | 日本内科学会指導医 日本内科学会認定内科医 日本内科学会総合内科専門医 日本消化器病学会専門医 日本消化器病学会東海支部評議員 日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医 日本消化器内視鏡学会東海支部評議員 日本肝臓学会肝臓専門医 日本胆道学会認定指導医 日本膵臓学会認定指導医 日本消化管学会胃腸科専門医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本医師会認定産業医 臨床研修指導医 |
夏目 まこと | 平成17年 | 部長 |
日本内科学会指導医 日本内科学会総合内科専門医 消化器病学会専門医・指導医 日本消化器内視鏡学会専門医・指導医 日本消化器学会専門医 日本肝臓学会専門医 日本胆道学会指導医 日本膵臓学会指導医 日本内科学会認定内科医 日本消化管学会胃腸科認定医・専門医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 臨床研修指導医 日本消化器病学会東海支部評議員 日本消化器内視鏡学会東海支部評議員 |
尾関 貴紀 | 平成19年 | 部長 | 日本内科学会認定内科医 日本消化器病学会専門医 日本消化器内視鏡学会専門医 日本消化器病学会東海支部評議員 |
成田 幹誉人 | 平成24年 | 医長 | 日本内科学会認定内科医 総合内科専門医 日本消化器病学会消化器病専門医 日本消化器内視鏡学会内視鏡専門医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本肝臓学会肝臓専門医 |
稲垣 勇輝 | 平成27年 | 副医長 | 日本内科学会認定内科医 日本消化器病学会消化器病専門医 日本肝臓学会肝臓専門医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医 |
市野 由華 | 平成30年 | 医員 | |
宮﨑 友里 | 平成31年 | 医員 | |
福井 尚貴 | 令和3年 | 医員 | |
三﨑 大輔 | 令和3年 | 医員 |
診療担当医一覧
外来診療担当医ページ:消化器内科をご覧ください。
診療・手術実績
令和4年度
上部消化管内視鏡検査 | 3,804件 |
内視鏡的止血処置 | 100件 |
胃食道粘膜切除、切開剥離術 | 50件 |
食道静脈瘤結紮術,硬化療法 | 70件 |
胃瘻造設術 | 4件 |
上部消化管ステント留置術 | 49件 |
注腸検査 | 79件 |
大腸内視鏡検査 | 2,467件 |
大腸ポリープ、早期大腸癌の内視鏡的切除術 | 1,046件 |
内視鏡的逆向性膵胆管造影検査 | 288件 |
内視鏡的乳頭切開、砕石術 | 157件 |
内視鏡的胆道ステント留置術 | 70件 |
超音波内視鏡検査 | 131件 |
経皮経肝胆道ドレナージ術 | 91件 |
ラジオ波凝固療法 | 30件 |
肝動脈塞栓術(TAE) | 53件 |