臨床倫理
臨床倫理基本方針
- 患者の人格を尊重し、公平で公正な医療を行います。
- 治療の十分な説明と同意に基づき、患者と家族の意思決定を尊重します。
- 患者のプライバシーや個人情報を保護し、守秘義務を遵守します。
- 診療行為に係る関係法令を遵守し、患者に信頼される最善で最良の医療を行います。
当院のDNAR(蘇生不要)指示に対する方針
当院では、医師が、患者の病状を適切に評価し、その内容を患者、その家族及び診療チームで十分に話し合い、学会等の関係機関が公表しているガイドライン等を参考に、患者及びその家族の意思を尊重してDNARの決定をします。
また、DNAR決定後において、医師が、医療の質を落とすことなく患者に必要な医療ケアを継続的に提供するとともに、病状の評価並びに患者、その家族及び診療チームでの話し合いを継続し、決定の見直しを行います。
また、DNAR決定後において、医師が、医療の質を落とすことなく患者に必要な医療ケアを継続的に提供するとともに、病状の評価並びに患者、その家族及び診療チームでの話し合いを継続し、決定の見直しを行います。
当院の輸血に対する治療方針 ~輸血を拒否する患者の方へ~
当院は医療行為の実施にあたり説明と同意(インフォームドコンセント)に努めており、必要最低限の輸血で診療を行っています。
しかし、手術をはじめとする診療中に「生命の危機」が生じ、救命のために輸血せざるを得ないと判断した場合は、輸血を拒否される患者の方に対しても輸血を実施します。
しかし、手術をはじめとする診療中に「生命の危機」が生じ、救命のために輸血せざるを得ないと判断した場合は、輸血を拒否される患者の方に対しても輸血を実施します。
高濃度カリウム注射剤の基準外使用
当院では、次のとおり高濃度カリウム注射剤の基準外使用を行っております。
承認日 | 2024年3月4日 臨床倫理委員会にて承認 |
対象者 | 低カリウム血症を呈した方 |
実施期間 | 永続的に使用 |
目的・概要 | 注射用カリウム製剤は、内服困難な場合や重症の低カリウム血症の場合、注射剤にて治療します。当該製剤の添付文書において、40mE/L以下に希釈し、20mE/hrを超えない速度で使用し、1日の投与量が100mEqを超えないこととされています。しかし、心機能が悪く、水分制限が必要な場合や不整脈など速やかな補正が必要な場合では、添付文書よりも高濃度のカリウムを調整して投与する必要があります。 このため、当院では、ICUでの投与基準と一般病棟での投与基準を区別して投与します。 |
予測される不利益と対策 | カリウム補充により血清カリウム値が予想を超えて上昇し、高カリウム血症となる場合があり、これにより不整脈や心不全をきたす可能性があります。その場合には、速やかに中止又は減量します。低カリウムが改善されれば、高濃度注射用カリウム製剤を中止し、添付文書に示された投与法又は内服に移行します。 |
お問い合わせ | 医療安全管理センター |
丸山ワクチンの接種に対する方針
丸山ワクチンが治験薬であることやその効果などを鑑み、当院では、丸山ワクチンの接種をお断りしております。